働けない不安と向き合う方法

病気などの理由で働けなくなると、不安が発生します。これは当然の事だと思います。働いていないのに、社会の中で生活している、働いていないのに、家族が稼いだお金で生活出来ている、などの罪悪感にも苛まれます。

今までは、社会の中で働くことで、直接的、間接的に誰かしらに貢献出来ていたのに、働かないことによって、自分が無価値な存在である、とさえ感じてしまう事があります。

働けない、ということが不安をもたらす。これは事実です。その不安に向き合い、働けない不安を少しでも解消する方法はないでしょうか?

働けなくなって生じる不安とは?

僕は今現在、20年間勤務している会社を休職中のサラリーマンです。仕事を通じて一定の社会的評価や平均的な年収を認められているという感覚はありました。

ところが、職場の人間関係で適応障害となり、一旦、仕事を離れて休職する事となりました。

そして、休職=働けない状態になることによって、これまで社会の中で働いてた時に感じていた自分自信の存在意義であるとか、存在価値といった社会的に自己を肯定する感覚が無くなっていきました。

 

・働いてない

・働くことでの収入がない

・社会的に誰にも貢献していない

 

僕を含めて、今まで、社会の中で働いてきた方たちは、自分のためや家族のため、仕事を通じて関係している人のために、一生懸命、身を粉にして頑張ってきたという方も多いかと思います。

この今までやってきた事、頑張ってきたことが、働かないという事で、全て無くなり、その事が不安につながっていきます。

働かないことで生じる不安は、経済的な不安や、今後の将来の不安、それ以外にも、こうした自分の社会的存在意義の喪失からくる不安感もあると思います。

不安と向き合う①ー働けない今の自分に出来ることをする

働けないことで生じる不安の中身が一体何かを自分の中で確認する事。これが不安と向き合う第一歩だと思います。

不安の中身が何なのかを、紙に書きだして整理するのも良いですし、家族や友人などに話を聞いて貰いながら、自分の感じている不安を整理するのも良いと思います。

そうして整理された不安に対して、今の自分が出来る事があるのか?それとも無いのか?を考えてまとめます。

自分が出来る事と言っても、不安を完全に解消するような対策で無くても良いと思います。

 

根本的な不安の解消にはならなくても、不安の中身と、不安があるという事実を受け入れる事が不安と向き合う第一歩となり得ます。

 

不安に対して自分が少しでも出来そうだな、という事があればそれをとりあえずやってみる。

出来そうな事が無い場合は、今の自分には対応出来ない事として、その事実を受け入れて、今はその事を考えない、というのも不安と向き合う方法だと思います。

今の自分にどうにも出来ない事に執着するよりは、一旦、その事を手放した方が気も楽になり、精神衛生上良い影響があるとされています。

今、自分に出来ることだけをやる、不安を受け入れる、この事が不安と向き合い、不安をコントロールする事に繋がると思います。

不安と向き合う②ー仕事以外の価値を感じる

働けないことによって不安を感じているのですから、仕事以外に価値を感じるということも働けない不安と向き合う方法のひとつだと考えます。

家族のいる方であれば、フルタイムで働いている時はあまり出来ていなかったかも知れない、家事や育児に力を入れてみる、独身の方であればボランティア活動も考えられます。

SNSやブログなどで情報発信も良いと思います。情報発信の内容は何でも良いと思います。例えば、自分が好きな事でも良いですし、今まで仕事で得た知識やスキルなども良いと思います。

 

利益や収入の発生に繋がらずとも、誰かのためになる事を行って行くと、その事が自分の自信にも繋がり、自己肯定感が高まることによって、働いていないことで感じる不安の軽減にもつながると思います。

 

また、働けない時期は時間がたくさんあります。今までは感じる事が出来なかった事にも目を向ける時間的余裕が発生します。

この時間的余裕がある事を意識して、今までは全く目を向けていなかった、やってこなかった事をやってみるのも良いと思います。

時間的余裕があると、今までは感じられなかった、ちょっとした事に心が動くことがあるものです。このことも働けない不安を軽減することに繋がります。

例えば、、、

 

・散歩をしてみてすれ違う人と挨拶を交わす。
・月がとても綺麗だった。
・友人や家族と他愛も無い話で笑った
・自分の好きな本や映画などをゆっくり堪能出来た

 

何に心を動かされるか?は人によって違いはあるかと思いますが、今まで気が付かなかっただけで、身近なことにも心を動かす出来事はあるものです。

自分にとっての幸せが、必ずしも社会的な一般通念の中にあるとは限らないと思います。働けない不安と向き合うことは、イコール自分と向き合うことになると思います。

働けないという環境を、自分とじっくりと向き合う良い機会を得たと考え、不安と向き合いながら、自分の心の声に耳を傾けてあげるのも長い人生において、必要な期間なんだな、と認識することが、今後の自分の人生をより良くする事に繋がるのではないでしょうか。