適応障害になると頭が回らなくなるのは何故?理由と対策

適応障害やうつ病などの精神疾患になると、症状のひとつに「頭が回らない」ということが良くあります。

物事を考えたり、判断したりすること自体がなかなか出来なくなるので、仕事や学業、一般生活を行っていく上で、実はとても支障をきたす困った症状だと思います。

僕も仕事中に以前なら、難なく出来ていた実務などが、急に出来なくなることがあり、とても狼狽したことがあります。

適応障害になることによって、何故「頭が回らない」という症状が出るのか?その理由を知る事で、その対処方法も記載していきたいと思います。

適応障害で頭が回らなくなる理由

私たちは日常生活において、様々な思考や判断をしています。簡単な判断から、重要な思考までその内容は多岐に渡ります。

適応障害やうつ病になると、頭が回らなくなり、物事を考えて判断する、という事自体が難しくなります。

この頭が回らなくなる理由は以下の精神症状によって、説明できます。

 

理由① 精神運動抑制
精神運動抑制とは、意欲や行動面において、考える力や何かを決定・判断する力の精神活動が滞る事によって、考えること自体が遅くなり、その結果、集中出来ない、判断が出来ない、物事が面倒で億劫なものに感じる状態を指します。

 

理由② 思考抑制または思考静止
思考抑制または思考静止は思考面において、考えが前に進まず思考の進み方が鈍くなり、アイディアが浮かばない、考えがまとまらない、同じ考えが堂々巡りするなどの状態を指します。
このように、適応障害やうつ病による精神症状があらわれることによって、「頭がまわらない」、「物事が考えられない」といった事象が生じると考えられます。
また、適応障害やうつ病で見られる精神症状として、悲観的思考と呼ばれるものがあります。普段であれば何とも思わないような事をマイナスに捉えてしまったり、いつもなら気にしないような悲観的な事を考えてしまったりする事です。
また、その事に対して、自分が悪い、自分が罰をうけるべきだ、といった風に考えてしまいます。この悲観的思考に囚われると、自己肯定感が低くなり、ネガティブな感情に支配さてしまう恐れがあります。

頭が回らなくなる時の対策

適応障害やうつ病によるこれらの症状は良くなるのでしょうか?精神疾患は早期に発見して、適切な治療を受ければ治すことが出来る病気である、とされています。
つまり、適応障害やうつ病などによって引き起こされた精神症状が治まれば、頭が回らない、物事が考えられない、と言った症状も治る可能性がある、と考えられます。
ですが、各個人の症状の違いにもよりますが、やはりある程度一定の時間が掛かる、とう印象です。これはもう、時間を掛けてじっくりと治していくしか無いと思います。
ここで、僕なりの頭が回らない、物事が考えられない時の対策を紹介していきます。

 

ToDoリストを作る

今までは、やるべき事を頭の中だけで考えて整理、実行が出来ていましたが、精神疾患の症状が顕著に出ると、その事自体が難しくなります。

そのため、自分が今、何をしななくてはいけないのか?を限定した内容でメモの作成を行います。いわゆるToDoリストですよね。

「やるべきこと」・「やらなくて良い事」など、自分の課題を限定した上で、メモに書き込み、明白にしてあげると、考えるべき内容が可視化されて、これだけをやれば良いんだ!と行動のハードルが下がります。

 

この時のメモの取り方として、、、

・課題は限定する

・課題に優先順位を付ける

・全て100点満点で出来なくても良い

 

極力メモの内容は限定して簡素化する事がポイントだと思います。また、優先順位を付けて、順番にひとつずつ対応するようにしています。同時進行はやりません。分からなくなるので(笑)

最後に重要なポイントとして、メモした内容を全部100点満点で出来る必要はないと考えています。

60点でもOKという心構えでいた方が、出来なかった時の罪悪感が少なくなりりますし、何ごとも完璧に、と言う考え方自体が適応障害やうつ病にあまり適したものではないと思っているからです。

物事なんでも100点満点で無くても良いと僕は思います。60点でも合格!とする気持ちの余裕を持ちたいですよね。

 

目的のための最初の行動をとりあえず行う

ToDoリストを作っても、そのやるべき事自体に対してやる気が起きない、という事もあります。結果、やるべき事を行動に移せないでそのまま終わってしまうという事もあるかと思います。僕はあります(汗

こういう場合は、まずは目的を達成するために、最初の行動をとりあえず行ってみる事が大切かと思います。

何かを行う際のやる気だったり、モチベーションだったりというのは、その何かを行う前から必ずあるわけではない、という事です。

 

行動を起こす事によって、目的を達成するためのやる気やモチベーションを上げていく、という考え方です。

 

例えば、食料品の買い出しに行こうとした場合、実際にその行動を取るのが面倒で億劫に感じる事があると思います。椅子から立ち上がるのが面倒、家から出るのが億劫、といった感じです。

このような場合は「食料品の買い出しに行こう」というゴールをいきなり達成しようとするのではなく「とりあえず椅子から立ち上がろう」・「とりあえず財布を持ってみよう」・「とりあえず靴履いてみるか」とか、食料品の買い出しに行くための最初の行動をとりあえず行うことによって、目的達成の行動のきっかけ作りをする、という考え方です。

とりあえずやってみるか、くらいの緩い感じで取り組んでみて下さい。僕もそんな感じでやっています。

 

最終手段:やっぱり一旦、休む

とは言え、精神疾患のある時は健常時より明らかに肉体的にも精神的にもエネルギーが枯渇状態で、疲れやすくなっていると思います。

そんな時は「頭が回らない」状態が当たり前だと思って、無理をせず、一旦、考えるのを辞めて、目をつぶって休憩を取る事が大切だと思います。

一旦、休息を取る事で、気持ち的にも余裕が生まれて、再度考る事が出来るようになるかも知れません。無理は禁物です。

まとめ

上述したような、頭が回らない時の自分なりの工夫や対策を講じる事は可能かと思います。

頭が回らない時は、自信喪失にも繋がりますし、かつ、ミスやトラブルにも繋がる恐れがありますので、無理をせず自分で工夫しながら、対応してく事が必要かと思います。

 

ですが、精神疾患を患っている状態ですから、無理をして頑張りすぎると症状の悪化にも繋がりかねません。

 

やはり、自分なりに自分にとって無理のない範疇を把握して、負担を掛け過ぎないようにしていくことが大切だと思います。