適応障害やうつ病で無理をしないための処方箋

適応障害やうつ病に罹ったら無理をしない、という言葉は良く聞く言葉だと思います。でも実際には、無理をしてしまう人が多いのではないでしょうか?

精神疾患を患う、という現実を少しでも良くするために、自分の気持ちに焦りが生じてしまって、この状況を早く何とか改善しないと!と思い、ついつい無理をしてしまいがちです。

ただでさえ精神的負荷が自分に掛かっている状態で、こうした無理をすると、自分が患っている精神疾患の症状をより一層悪くしてしまう恐れがあると思います。

だから、無理をしてしまう理由や、無理をしない考え方を整理して、無理しないための自分への処方箋が必要だと思います。

精神疾患に罹ったら無理をしない

適応障害やうつ病などの精神疾患を患った時には、無理は絶対にしない方が良いと僕は考えています。

その理由は何故かと言うと、、、

 

理由①:精神疾患の症状自体を悪化させる恐れがある

精神疾患でメンタルに余裕が無い時に無理をすると、症状そのものを悪化させる恐れがあります。

この場合の無理とは、考え過ぎたり、気を使い過ぎたり、働きすぎたり、ものごとを頑張り過ぎたり、が該当すると思います。

その日、その時によって、精神疾患の症状が少しでも状態が良いと、ついつい、いつも以上に頑張ってしまう、とういう傾向が適応障害やうつ病を患っている方にはあると思います。

 

このついつい頑張ってしまう、をやってしまうと、いつも以上に疲れてしまったり、気が張り詰めてしまうことにより、不眠や焦燥感、不安感に繋がってしまう恐れがあります。

 

精神疾患を患っている時は、安定期と不安定期が交互にやってきますが、無理をし過ぎると、不安定的の周期が多くなってしまって、結果、メンタルの状態が悪化して、寛解までの道のりが遠くなってしまう恐れがあります。

 

理由②:自己否定のきっかけになってしまう恐れがある
まだ頑張れる、まだ行ける、という感覚で無理をしてしまうと、どこかで気持ちが折れて途中でやることを放り出してしまったり、良い結果に繋げることが出来なかったりすることがあります。

頑張ってやれる!と思ったにも関わらずに、無理を押し通してやろうとした結果、頑張り通せなかった、この事が自己否定のきっかけになる恐れがあります。

 

出来ると思ったのに出来なかった自分=ダメな自分となり、やっぱり自分は何も出来ない人間なんだと、自分自信を否定してしまうことになってしまいます。

 

出来ない自分はダメな自分ではなく、その時は出来なかっただけ、と考えれば良いのですが、適応障害やうつ病などの症状のひとつとして、自責の念が強くなる傾向があるので、そういったポジティブな捉え方も難しくなります。

それでも無理をしてしまうのは何故?

適応障害やうつ病になっても、ついつい無理をしてしまう、ついつい頑張ってしまう、これは一体どうしてなのでしょうか?

 

この理由は、適応障害やうつ病になる前の自分自信と無意識のうちに比較して、以前の自分ならば何の問題もなく出来た、頑張れた、という自信があったからではないでしょうか。

 

僕は以前であれば、休憩を取らずに同時進行でいくつかの仕事を進めてこなすことが出来ていましたが、適応障害になってからは、いわゆるマルチタスクをこなすということ自体がとても難易度の高いことに感じるようになっています。

このことが、必ずしも適応障害によるものか否かの因果関係は、はっきりとは分かりませんが、適応障害になってからはマルチタスクが苦手になった、ということは事実だと感じています。
以前の自分とは違う、という認識を持っておかないと、調子の良い時などは、今ままでの感覚でものごとに当たってしまうため、出来ない、頑張れない=出来ない自分に繋がってしまう恐れがあるので、今までの自分とは違う、ということを意識する事が大切だと思います。

自分の気持ちを大切に~無理をしない考え方~

以前の自分と無意識のうちに比較してしまい、そのころの感覚でものごとに当たることによって、ついつい無理をしてしまう、という現実を、僕は今感じています。

それでは、この無理をしない、というためにはどのような考え方をすれば良いのでしょうか?この無理をしないための考え方を自分の中で持つことが、今後大切なことのように感じています。

具体的に無理をしない考え方とは、どういった考え方なのか?今、僕も試行錯誤、暗中模索の最中ではあります。

 

その中で、今現在感じている無理をしない考え方とは「現在の自分の気持ちを大切にした行動をすること」だと思っています。

 

精神疾患を患うと、早く以前と同じ状態に戻らなくてはいけない、という焦りや不安感に苛まされます。以前と同じ仕事が出来る、以前と同じ人間関係を構築出来る、などです。

こうした以前と比べて、昔は出来た、ということ基準にした考え方で行動を起こすと、今の自分には出来ない事が多々発生して、結果として、自責の念に駆られてしまいます。

つまり、精神疾患という病気の状態なので、以前とは違って当たり前であり、以前出来たことが出来なくても、それもまた当たり前のことなのです。

その事を受け入れて、今の自分に出来る事にフォーカスして、ひとつひとつ積み重ねる事で、出来る事がどんどん増えていって、メンタルの余裕に繋がり、症状の改善にも繋がると思います。

必ずしも以前の自分に戻らなくても良いという選択肢があり、病気になった自分も含めて、これから新しい自分になれば良い、という意識を大切にして行動していくことが、無理しないための自分への処方箋になると思います。