精神疾患の寛解を焦る原因を考えてみた

適応障害やうつ病などの精神疾患の症状が少しでも良くなってくると、このまま直ぐに寛解して欲しい! と気持ちが焦ってしまうことがあります。
精神疾患の症状は辛くシンドイものです。その辛くシンドイ症状から一刻でも早く解放されたい! という気持ちが強くあります。

ですが、どうも精神疾患の症状は揺り戻しなどを繰り返して、時間を掛けてじくっりと良くなっていく傾向があるようです。これは本人にとってはとても歯がゆいことですよね。

早く良くなりたい!という寛解を焦る気持ちについて、気が付いたことを書いていきます。

精神疾患の寛解ってどんな状態なの?

適応障害やうつ病などの症状が、ある程度、安定している状態を「寛解」と言うようです。「完治」とは違った意味合いで使われています

 

「寛解」は症状がほぼ消失してこのまま治る可能性もありますが、また再発する恐れもある状態なので、場合によって治療や検査の継続が必要な状態です。

 

「完治」は症状が消失して治療の必要が無い状態を指すようです。この2つの言葉はとても似て非なるもの、という印象ですよね。

僕の場合は、職場のストレッサー(ストレスのもと)に毎日晒されているころと比べれば、だいぶ適応障害による症状は落ち着いてきたかな?という印象はありますが、それでも、やはり、時々感じる焦燥感やモノ音などへの過敏な反応があります。

その時によっては、適応障害になる前と同じくらい元気で調子が良いのでは?と感じることも極まれにありますが、調子が良くない時の方が多いかな?という印象です。

具体的には、今でもマルチタスク(同時進行でモノゴトをこなす)は以前よりも、苦手になっている感じがします。

以前と比べて、調子の良い時があったり、動ける時があったりしたとしても、「寛解」の状態はやはり、精神疾患の影響を多少なりとも受けている状態、なのかと思います。

寛解を目指して焦ってしまう原因

精神疾患の症状が少しでも良くなってくると、または以前と比べて調子の良い時が増えてくると、自分の中で出来ることが少しずつですが、増えていく傾向があると思います。

これは本人にとっては、とても嬉しく感じられて、「もっと出来る!」、「もっとやりたい!」という気持ちにさせられます。この前向きな気持ち自体はとっても良いと思います。

ですが、この以前と比較して、動けるようになってきた、意欲的になってきた、という状態こそが、寛解を焦らせることに繋がっているのではないか?と考えています。

 

寛解を焦らせる原因①:以前より意欲的になった自分への期待
寛解を焦らせる原因②:以前より意欲的になった周りからの期待

以前より、動けるようになった、意欲的になった、という状態が、自分自身への期待、周りからの期待に、少しでも早く応えて、その期待に報いなくては!という気持ちに繋がり、寛解を焦ってしまうのだと思います。

焦らずに寛解を目指す

寛解を目指して、少しでも自分や周りへの期待に応えたい! そんな気持ちから焦りが生じてしまいます。

焦ったとしても、早く寛解すれば良いのであって、何も問題はないのでは? という考え方もあるかも知れません。ですが、精神疾患では寛解を焦って目指さない方が良い、という考え方もあります。

 

何故、焦ってはいけないのでしょうか?

 

焦ることによって、症状の揺り戻しが大きくなって、かえって寛解が遠のいてしまったり、場合によっては、早く期待に応えようとして無理をしてしまい再発する、ということも考えられます。

ですが、焦らない方が良い一番の理由は、、、

 

症状が軽くなっても、以前と全く同じように動けるとは限らない

 

だと思います。

適応障害やうつ病などの精神疾患になると、以前の自分と全く同じには必ずしも戻らないこともあると思います。

つまり、以前の自分をイメージして寛解を焦っても、それはあまり意味のないことだと感じます。寛解しているのは、あくまで、今、現在の自分であって、以前の自分では無いのですから。

僕は以前と比べて、適応障害の症状自体は少し落ち着てきている感じはしていますが、前述したとおり、それでも、以前の自分であれば感じなかった焦燥感や不安感は時々感じています。

だからこそ、焦りを感じて、早く良くならなくては! 早く寛解しなくては! と自分の中で勝手に自分にルールを課して、空回りしてしまう傾向があります。

結果、心理的なストレスになっている、という印象です。これでは悪循環ですよね。

そんな時は、友人に言われた言葉を思い出すようにしています。

自分自身の期待や、周りからの期待に応えたい! だからこそ、焦らずに無理をせず、寛解をマイペースに目指した方が良いと考えています。